垂れ下がり。

ここ数ヶ月よくある水戸出張。偕楽園梅の花も咲き始めていた。花粉が飛び始めたのを感じるけれども、ぼんやりとした春の空気感は嫌いではない。列車の窓から射し込む日差しも柔らかい。

★★★

長らく続いてきた不動産マーケットの高原状態も、そろそろ終わりに近づいてきた感じがある。最近は素人でもアパートを持てる!などという指南本やテレビ番組が散見されるようになったが、これはもう天井のサインと言っていいだろう。金融機関の融資取組姿勢も春ごろからはかなり変わってきそうだ。

個人的には、垂れ下がってくるマーケットというのは1番難しいところだと思う。いまが買いどきだと思うのか、それとももう一段下がると思うのか。一方で価格下落に伴う含み損を抱えて苦しんでいる人がいるような状況なので、その姿にビビり、悩みながらもその不安を飲み込んでリスクを取ったものだけが、時間が経って笑えるのだと分かっていても、なかなかセオリー通りに手足を動かすのは難しいものだ。