パーソナル。

少し前に、隣の部屋に新しいご家族が越してきた。なんだかんだで前のご一家は海外赴任?などで全くの不在の時期もあったが、7年間まるまる住んだものと思われる。

 

改めて、生活音など気にしなければならんなあと思い直す(ただ、一定期間で忘れてしまう)のだが、いまのマンションはことのほか静かではある。わが家がどうかはわからないのだが、周りの家からの話し声などはほぼ聞こえてこない。構造上のものなのか、住人がみな配慮しているからなのか。

 

一方で、仕事場や、仕事上の付き合いのなかなどでは大声で話す人も散見される。たとえば、大陸中国やインドの人たちは明らかに声が大きい。人種によって、また人によってもそれぞれパーソナルスペースは異なる。日本人の大多数が、おしとやかに過ごしているのは間違いないし、そういう人たちを相手にサービス業をするのはラクなものである。日本の低価格なサービスは、顧客側の善意に立脚していると言ってもいい。

 

訪日インバウンド旅客の増加によって、サービス業の価格が引き上げられているというのは、単に彼らがカネ払いがいいということに加えて、こういう受け入れ側の手間の要因もあるのは確かである。