胎動。

大阪でIR設置が正式決定となった。想像以上に海外から人を呼び込むこととなり、街の光景も変わっていくことになるのだろう。

大阪といえば安くてうまい、が代名詞だったのだが、昨今の各種原価高騰もあるのだろうが、大阪駅近辺や京都の飲食店のプライシングは東京丸の内と変わらないか、むしろ超えているような気もする。神戸が沈み込んでおり安価な飲食店が残っているのとは対極的である。ある部分においては、日本人ではなくインバウンド向けの商売になりつつあるのだろう。それでもどの店も盛況である。

5月半ばからは中国大陸からも団体ツアーが復活する。既に一部の宿には大量の予約が入り始めている。2023年はいきなり2019年のインバウンド売り上げを更新することになるのだろう。今から様々なところでキャパシティを越えた観光客受け入れが発生し、UXとしては必ずしも良くない部分もあるのだろうが、それでも多くの人が日本を訪れて楽しむことになるはずだ。

経済が活性化していく音が聞こえてくる。成長に伴う軋みも小さくはないだろうが、遠くに行くためにはみんなで行く、を実践していきたい。