分断。

少しく田舎のほうへ行く。仕事なのでつつがなくは終わったが、COVIDが蔓延しているエリアとそうでないエリアは、もう世界が分断されているな、と改めて感じさせられる体験であった。


なんというか、東京における2月後半くらいの感覚がまだ続いているといっても言いすぎでない。いまでこうなのなら、あるいは4月や5月頃の緊張感はもっと高かったのかもしれない。


東名阪や札幌などはもう誰が感染してもそれほど驚きもしない、という感じで、緊張感がなくなっている。歓楽街はそこそこ賑わっている。ビジネスもなるたけ普通通りにまわそうとしている。


どちらが正解だ、なんて決めるものでもない。地方でも、サービス業に従事する人たちは断腸の思いで毎日を過ごしていることだろう。東名阪ならばまだ、テナントが空いたり会社が潰れたりしても、その隙間を埋めて新しいビジネスが生まれたりするんだろうけど、地方はいまあるものが倒れると、そこから次に生えてくる芽はない。


正解はわからないけれども、地方がより衰退することだけは答えがでているように見える。