スノーリゾート。

年末年始は子どもとスキーに出かけたが、見事にゲレンデの8割くらいがタイやマレーシアの東南アジア系統の人たちと、台湾のツアー客であった。スキー場にきていながらもウェアにも着替えずギアも借りずにソリ遊びをしていたり、ギアを付けていても、真剣に滑るというよりは、雰囲気を感じにきているようなものである。暖かいロッジから雪山の風景を見るむきも多い。そういう意味ではガチの雪山というよりは人工雪メインであったり、ゲレンデがシンプルで迷う要素のないスキー場には需要があるのだろう。もちろんそうでないスキー場にはそれはそれでガチ勢の需要がある。

 

街中もぶらついてみたが、インバウンドは着実に戻ってきているという印象である。中国からの団体客が戻ってきていないので、ドラッグストアや化粧品専門店はまだまだ賑わってはいないが、日本のみやげものは全般的によく売れている。フードコートなども、安かろうのものだけでなく、もっと海外の人にウケるような食材を、ケチらずにしっかりとプライシングして売っていくべきだと感じた。それは結果的には一般の日本人にはほぼ手の届かない価格にはなってしまうのだが、商いのあり方としては正しい。もっと、したたかに稼ぐことを考えたほうがよいと感じる。