せつな。

少し遠出。時間がそれなりに余裕があるので、気分もゆったりしている。がむしゃらにやっていた時期から、少し緩めはじめた。もちろんまだまだ油断できるものでもないし、できることはなるべく前倒し、そしてなるべく手を抜かないように気をつけてはいるけれども、現時点での自分のキャパシティもよく理解したうえで、無理はしない、自分をある程度甘やかしながらやっていくようにしている。

 

桜が目に眩しい。やっぱり、入学式のシーズンに桜が満開になるのが、正しい季節感だと思う。花粉症のツラさも消えてきたので嬉しい。どんなに人生が進もうとも、国の形がどう変わろうとも桜は毎年きまったように咲く。来年の桜は見られるだろうか、と思いながら眺める人もいるだろう。今年と同じように来年も何事もなく迎えられるだろう、と思いながらも、ふいにそれが叶わなくなる人もいるだろう。人生のわびさびを感じる。

 

昨日は花ざかりだった公園の桜も、きょう同じ場所を通ってみると、かなり散り始めて、こんどは公園の地面を花びらが敷き詰めるようになっていた。あしたの風雨であらかたが散ってしまうことになるだろう。