やめかた。

9月は仮面ライダーの改編期である。ついにうちの子も「もう今年からは見ない」と言い出した。幼稚園くらいからだったろうか、Covidのはしりの頃に過去の映画を通して見たり、ベルトに興味を示したり、はてはゲームセンターのカードゲームにはまったり、自分のお小遣いで少し離れたドン・キホーテまで勝手におもちゃを買いに行ったりといろいろあったが、卒業することを覚えたようだ。どちらかというと新しくはじめることが多かった彼のこれまでの人生に「やめる」ということが現れだしたのはなんとも感慨深い。

人間のキャパシティには限りがあるわけで、新しく始めることがあれば、その数だけやめることも出てくるはずだ。「やめ方」そして「やめ時」、はたまたやめることからどんなことを学んだか、ということがきっと次に新しくはじめることの糧になる。

サンクコスト、自分のなかのリズム、ルーティンとしてやり続けることのメリットとデメリット。自分もまた悩みながら続けるものは続けて、やめるものはやめている。負担なく続けるための工夫もしている。これからはやめることも今までよりももっと増えていくだろう。