身体感覚。

ウチの子が書き初めを学校から持って帰ってきた。それ自体はそこそこ上手に書けている。自分は子どもの頃は習字に通っていたけれども、全然字はうまくならなかった。というよりも、丁寧に字を書くことに全くメリットを見出せなかった、というのが正しいのかもしれない。

 

一方で、普段の勉強などを見ていると、自分とにて息子は字が汚い。それであるがゆえに、4と9がごっちゃになって計算ミスをしてしまっていたり、正確な表記ができていないことで、内容が合っていても正解にたどりついていなかったり、もったいない間違いも多い。

 

なにはともあれ、勉強をするということは、人生における課題解決の技法を学ぶ第一歩である。自分が犯しやすい間違いの傾向をよく知って、間違いを繰り返さないように気をつけること、そして自分が得意なこと、好きなことを見つけ出していくこと、想像の世界を膨らませること。

 

しかしながら、字を書く、という動作は筆であっても鉛筆であっても、繊細な身体感覚を利用して行うものである。パソコンやスマホがあるから、と侮るものではなく、しっかりとした字を書けるようになるにこしたことはない。