なんのために。

思った以上にここからモードが変わったような気がする。仕事でなにかを成し遂げたいだとか、日々の生活でやりたいことよりも先に、いま目の前にきている感染拡大を食い止めることがようやく最上段にきたような気がする。


経営者は当座を生き残ることももちろんだが、自分が営んでいる事業が、いまの世の中でどう社会に貢献できるかだとか、これからの時代にどうフィットさせて事業の形を変えていくかだとか、考えていかねばならなくなったと思う。そうでなければクライアントやユーザーからは選んでもらえなくなるはずだ。補助金や緊急融資などは生き残るためには必要だが、なにもこれまでと同じビジネスをだらだらと続けるためのものではないと思うし、新しい形が見出せないのなら今の時点で廃業や法的整理を選んだほうが誰にとっても幸せな結末になるはずだと思う。落ち着いたら元通りになる、という考えは違うと思う。


なんのために自分が存在しているのか、なんのために会社が事業が存在しているのか、いま改めて問われている。逃げずに考え抜かなければならないのだと思う。