思いを持って。

春節、そして3連休である。スノーリゾートや北海道は賑わっている。ようやく観光地もコロナ前の状態に戻ってきたが、その戻り方は均一でなく、チャンスを掴めた人もあれば、掴みきれないでいる人もいる。

 

春節とはいえ中国本土の景気は凍りついているようだ。都内でも団体ツアーバスのようなものは全く見かけないし、インバウンドでやってくる人たちもつつましく、街に溶け込むようになった。

 

円安の影響で訪日旅行はさかん、日本にくるとなんでも安いとは言われているけれども、航空券代などは当然に上がっているわけで、気軽に来れるものでもない。これは日本から海外に出るのも全く同じではあるが。コロナ前と比べれば、一度一度の滞在により思い入れをもって訪ねるようになっていると思うし、滞在のその先の人生も考えているのだろう。

 

見かけ上は狂騒というほど盛り上がってはいないだろうけれども、水面下では熱い思いを抱いて日本に降り立つ人が多い。