イヌのうんこ。

道端でイヌのうんこを見つけた。今どきずいぶん珍しい。野良犬なのだろうか。

 

生まれ育った街は、子どもの頃はそこかしこに犬の糞が落ちていたような記憶がある。某アニメにも、犬の糞を木の枝に差して走り回る女の子がいたような。。飼い犬に糞をさせても後始末をしない飼い主も多かったはずだ。

 

昭和や平成初期の時代は遠くになりにけり、でいろんなことが忘却のかなたに近くなっている。昔に比べればいまはずいぶんと清潔な世界になった。路上でタバコを吸う人すらほとんど見かけない。現代日本の感覚で海外に行くと面喰らうことも多いはずだ。昔の自分はバックパッカーとして海外(当時の途上国)に出かけたが、そういうことを目指す若者も減っただろうし、なによりも日本がそこまで先進国でもなくなった。先進国ではなくなったのだけど、静かで清潔で、淡々とつつましく過ごすには良い国になった。活気はないのだろうし、華美な世界とはほど遠いし、若者や子どもにとっては魅力のない国になってしまったと思う。あちらを立てればこちらが立たず、だ。ただこの流れもそろそろ変わってくるだろう。