正体。

あくせくカネ稼ぎに没頭している(もちろん楽しいことだけをピックアップしてやっているけれども)。これはこれでひとつの是として行動しているのだけど、別の尺度で生きる人がいてもいいじゃないかとも思っている。

 

自分が生を全うした時に、一言でどんな風に評されたいか、想像してみるとよいと思う。仕事をどれだけやり遂げただとか(もちろんそれ自体は尊いことだけれども)、家族を大切にしただとか、他人のためにどれだけ自分を捧げることができたか、というところに真の価値があるのだ、ということに気づく。だからこそ、年齢を重ねた人の多くは、自分を満たすことよりも、どれだけ人の、後進の役に立てるかということを考えた活動をはじめるのだろう。

 

何を目的に、何を経験したくて、この人生を計画して生まれてきたのか。その割り当てに気付き、自分がなすべきことをなすことで、自分の魂を深く磨いていく。その目的には深いも浅いも、上も下もない。