永遠の。

一昨年に引き続いて、今年も仕事で近しい人を見送ることになった。お2人とも40代中盤から後半でもはや人ごとではない。死化粧が施されたお顔を見て、なんとも人はあっけなく亡くなってしまうものなのか、と思ってしまった。

 

一昨年の先輩を見送った時は、これで楽になったのかもなあ、という思いを抱いてしまった。今回はわからない。もっと生きたかったのか、それともこれでもう十分だと思っていたのか。

 

自分自身も、もう十分生きたかなあ、いつお迎えがきてもいいや、と思っていた時期もあった。ちょっと自棄になっていたのかもしれない。いまも、ある意味ではいつお迎えがきてもいいとも思っているが、逆説的にいえば、そのために毎日を悔いなく、先延ばしにはせずにやりきろうという意識が強くなった。この先の景色が見られるならば見てみたい。たとえそれが良いものではなかったとしても。

 

風が強く吹いている。昨夜はあまり寝られなかった。あの人が寝かしてくれなかったのかもしれない。安らかに眠り、そして心から休んでほしいと思う。我々はもう少しがんばらねば。