お祭り。

三連休は台風接近などもあり毎日雨が降っていたが、晴れ間を縫って近くのお祭りにたびたび足を運ぶことができた。お祭りなぞは一昨年以来である。息子は射的が気に入ったようで、何度かチャレンジしているうちにずいぶんと的を射るのが上手になっていた。


僕自身も、お祭りといえば、7月の近くの神社のそれを思い出す。露店が立ち並び、浴衣を着た人たちでごった返すのである。そしてぎゅうぎゅうになった境内でだんじりの宮入りを見る。


もしかしたらあの光景はもう復活しないかもしれない。それでも、子どもには夏らしい楽しいことをいろいろと経験してほしいなと思う。大人になるまでは本当にあっという間だろう。子ども時代は短いけれども、その思い出がその後の一生を進んでいく力になる。僕なぞも、心のなかの日本のイメージは2000年くらいまでで止まっているといってもいい。そして、オリンピックを開催した人たちの脳内はもしかしたら1988年くらいで止まっていたのかなあ、なんてことも思ってしまう。そうこうしているうちに2021年の夏も折り返し地点を過ぎたな、と思う。