おやこ。

子どもの個別面談だったのである。小学3年生にもなるともういろいろあるのである。父であるわたしに似ている部分もあれば、似ていな(くてホッとした)部分もある。単純になにもかもが遺伝するというわけではなくて、時には親の行動が反面教師になることもあり、これは深く実感する。そして先生の話を聞くにつれて、ああ自分にも子どもの頃はそんな一面もあったな、ということも思い出す。自分自身で身をもって感じて、そこから行動を正そうと気づくこともあるのである。人からああだこうだ言われて矯正できることはそんなにないのだと思う。

 

学校での自我は、自宅、ことさら親の前でのふるまい、人格とも違う部分がある。小学校は、自我が明確に芽生えてから初めて接する共同生活の場と言ってもいい。自分なぞも、外で見せている自分と、家の中での自分、ずいぶんと差があったなあと思う。そして、外で見せている自分の姿を家では語ろうとはしなかったなあ、という点においても、血は争えないと感じる。