性格、ふるまいの因子①。

大きな組織を脱して、まだそれなりには守られてはいるけれども、自分のことは自分で稼ぎ、やっていかねばならない立場に置かれている。もちろん楽などはできないし、気楽さともほど遠いところにいるのだけど、ありがたいことに社外の仲間にも恵まれて楽しくはやれている。いきなり本当に独立すれば本当にたいへんだっただろうけども、こういう形で疑似的に独立しているような立場で仕事をやらせてもらえるのは感謝しかない。

そして改めて思うのは、自分自身の性格、ものごとの進め方というのは、自分の育ってきた環境、もっと突き詰めれば両親の性格に似てきてしまうのだろうなぁ、ということを今さらながら感じる。昔から父親のふるまい方や思考回路はあまり好きではなくて、どちらかというと反面教師にして生きてきたつもりが、40歳くらいになって気が付けば同じような行動や思考をしてしまっている。もちろんだからといって、同じようなキャリアを歩むべきだった、などというつもりは毛頭ないし、決定的に違うような部分もあるので、いまやっていることに後悔などはないのだけれども、昔親が自分に言って聞かせたことにも一定の理はあったのだろうな、ということがよく分かってきた。(明日に続く)