同志。

10年以上前に机を並べて仕事をしていた人と先日会った。お互いそれなりに歳を取ったのは事実であるが、風貌はあまり変わらないものである。自分自身もこれからもあまり老け込まなければいいな、と思ってしまう。

 

彼は家業を継ぎ、本業を充実させながらも、果敢に新しいことにチャレンジをしている。もちろん親の代から築いた地盤は充分であるとは思うが、それにあぐらをかくこともなく、ある程度の失敗も覚悟したうえで、安全運転ではない道を歩んでいる。

 

数年前からはサウナに取り掛かっているということで招待をしてもらった。あまり微細に書いてしまうと身バレするので控えるが、最近流行りのサウナのなかでも、ここでしか味わえない魅力があることが充分にわかった。これだけで地域の魅力、資源になりうるものだと思う。わかりやすく採算に乗りそうなものばかりいつも考えてしまう自分にとっては、初期のへこみも計算して新規事業に取り組む心構えは非常に参考になった。

 

もしかしたら数年後に爆発的にトレンドを作っているかもしれないし、有名ではないけれども知る人ぞ知るスポットになっているかもしれない。いずれにせよ、首尾一貫したスタンスで地道に事業開発をしていれば、日の目を見ることになるだろう。事業を抱えるということは本当に悩みの尽きないものであるが、自分自身もまたそういうチャレンジをしていきたい。