袖振り合うも。

ここ1年、今までよりも幅の広いタイプの人と会うことが増えて、いろんな考えを持った人が世の中にはいるもんだ、と改めて思わされている。もしかすると、ここ数年、交友範囲が狭く画一化してしまっていたのかもしれない。学生の頃の友人とも、ごくごく限られたネットワークを除けばだいたいにおいて疎遠になってしまった。

 

自分の価値観からすると、考えられないような反応が返ってくることも多い。自分の価値観が普遍的で当たり前のものだ、という先入観はまずもって取っ払うべきなのである。それは人生の柔軟性を高めるという点においても必要であろうし、そういうことはさておき、いろんな人と触れ合うのは単純に楽しいことなのだ。

 

1人生まれ落ちて、それなりに生きて、やがて死んでゆく。嬉しいことも悲しいこともある。そのなかで、性格や価値観が歪んでしまったり、正されたり、ということもある。自分の考えが絶対、という観念を捨てさえすれば、その時に思ったことを、遠慮せずに発出すればよい。