いのちを食べる。

日曜、衝動的に食べたくなって、マクドナルドでポテトとナゲットのセットを食べた。たまにこういう欲求が湧いてくるものである。

 

息子もこの味に馴らされているというか、ポテトが大好きなのでひたすらに2人で食べ続ける。それは良いのだが、歳のせいか後半はだんだん苦しくなって(特に口の中から水分がもっていかれる)、残して家に持ち帰ってしまった。

 

ポテトもそうなのだが、特にナゲットは独特な食べ物である。食べて数時間経って横になると、なんというか身体のなかでなにかが蠢いている感覚すら覚える。添加物のせいなのか、もともとの原料となった鶏肉のせいなのかわからないが、普段の食事とは全く異質のものを摂った感覚になる。

 

昔友人が、「殺生される時や、その前の飼育されているときに悲惨な経験を踏み越えた動物の肉は、その記憶が食べた人の身体と精神にも影響を及ぼす」というようなことを言っていたのを思い出す。単に脂っこいものを食べたのとは違う。これが、自分の身体にどう影響するのかはわからないが、毎日食べると間違いなく自分が壊れてしまうんだろうな、といくことは想像に難くない。