後悔、それでも。

近しい人が「こんなはずじゃなかった」という思いに苛まれている時に、自分にできることはなんだろう。たぶんほとんどないのだけれども、水を差す、ということだけはしないようにしたい。

 

「考えが甘かったんじゃないの?」と言うことは簡単であり、かつ残酷である。しかしながら考えが甘くない人などそうそう多くなずだ。甘い考え、自分に都合のよい考えでものこどを決断してしまって、後悔してしまっていることのひとつやふたつは誰にでもあるはずだ。そこで後悔の沼に落ちてしまっても、現状が改善されるわけでもないので、そこからをスタートにしてもがき続けるしかないのだ。

 

ドロップアウトして一からやり直すこともできるだろう。それは清々しいことではあるが、それで楽になるというわけでもないのは周知の通りである。もがく姿はそれはそれで尊いもので、人間らしいなあも思うものだ。

 

どんな人にも等しくゴールデンウィークもくるし、お盆も正月もやってくる。それはそれでまた残酷なことだと思う。長かったゴールデンウィークもようやく終わる。