長閑。

さすがに5日間も休んでいるとフルスロットルで働くことができる。僕は生来長く休むのが性に合わないのだなあとつくづく思うし、そもそも長い休みを必要とするほどいま仕事がしんどいわけでもない、ということなのだろう。


ゴールデンウィーク、不思議な期間だった。緊急事態宣言下であるのは昨年と変わらないし、むしろ感染者は去年よりもずっと多いのだが、昨年よりも人々に悲壮感がない。普通にレジャーを楽しんでいる人も多いし、なにが制限されているということもない。そもそもこれ以上強い制限を人々に課したところで、それは意味のないことなのだろう。みんなそれぞれに、自分が取り得るリスク度合いを判断して、好きなように行動している、コロナのリスクを大目に見積もらず、必要以上の我慢はしない、というのが大枠のところなのだろう。


とはいえ、この長閑さと足下の切迫感がいまいち乖離しているようにも感じる。ここから一段とまずい状況に足を踏み入れていくのか、それともまたダラダラと感染者数や医療逼迫も減っていくのか、想像もつかないところにきている。