嫉妬とリスペクト。

日曜だが、朝から仕事関連の外出。先々週の週末はまるまる仕事に費やしていたし、ますます仕事が休日にも浸食してきている。その分、平日もストレスなく過ごせるようでありたいし、仕事のペースを相手に渡さず自分でコントロールすることを意識していきたい。

4月は人事異動の季節であった。自分自身も新たな役職を拝命したが、旧知の知人たちもそれぞれに昇進、栄転などをする年齢である。本音のところでは去年、一昨年くらいはいくぶん羨ましさや嫉みの気持ちも抱えて異動の記事を眺めていた。あまりそういったことに囚われるのもよくないとは思いつつも、人間の性であろう。あの時この選択を取っていなかったら、、などと思うこともないわけではない。もちろん今の自分自身の選択には悔いはないし、自分でしかできなかったこともあり、また自分の力であれば違う選択を取ればどこかで潰れてしまっていた可能性もないわけではない。それでも、隣の芝は青く見えるのであろう。

ひるがえって今年は、そのような妬みの気持ちはほとんど薄れて、純粋にみんな凄いなぁと思えるようになっている自分がいることに気づく。自分自身もまたそれなりに部下を抱えるマネジメントとなり、そういったポジションは華々しいどころか滅私奉公をせねばならないことのしんどさもよく分かって、そうしたポジションを引き受けることの尊さや背負わなければならないものの大きさにただ思いを巡らせるばかりだ。みんな上手くいくかどうかわからない不安を抱えながら、それでも前を向いてきっと大丈夫だと腹をくくって進み続ける、その勇気を心から称賛したい。