潮時と我慢。

最近また地方の経営者と向き合うことが多いが、うーんと頭を抱えてしまうことばかりだ。もちろん素晴らしい人もいるし、年齢にかかわらず時代に合わせた発想ができる方もいることは確かなのだが、大多数の人はやはり、一定の年齢に達すれば一線を退くべきなんだろうなあ、と思わされることが多い。そしてこの遠因として、本来マーケットから退出すべき企業が延命されたことの罪は大きい。


これは自分自身も例外ではなく、第一線でバリバリ活躍できる時間はもう長くないことを感じる。もちろん、河岸を変えながら細く長くやっていくつもりではあるし、役割を降りていくことで60歳を過ぎても働くことは充分可能だとも思うが、自分から地位や権力にこだわり続けるようなことは絶対にやってはならん、と思う。


そういった人たち(団塊の世代)が中小企業からも完全に姿を消すまではあと10年、大企業は新陳代謝が早いので、同じくあと10年もすれば団塊ジュニア世代も主要な地位からは去っていくことになるだろう。そこまで耐えれば、またこの国のターンも回ってくるのかもしれない。