タフネス。

昔一緒に働いていた友人から、心身の調子を崩して休職するという報告を受けた。その人の人となりはすごく好きだし、仕事自体の能力も高いだけに、悲しいし惜しいなと思う。快癒して以前のように繋がってはたらける日が来ることを願っている。

有能であるということと心身のタフネスさは、必ずしも一致しないものなのだと思う。心身がタフネスであること自体が一種の才能ではあるのだが、逆は真なり、ではないということなのだろう。

ひるがえって自分自身はどうか、と考えると、とにかく堪え性がないので、心身が異常をきたしてしまうだいぶ前の段階で、勝手にブレーキを掛けてしまうし、そこまでしてなにかを突き詰めたいという欲求自体を持っていないのだと思う。

「このくらいでいいや」などと言って中途半端なところで妥協するかしないか、そこでギリギリまで突き詰めることができるか、それこそが、ここから自分自身が伸びるか伸びないかの分かれ目なのだと思う。まだまだ満足してしまうには早すぎる。