愛国心。

きょうもこの話を。


ウクライナの人々のメンタリティがだんだん分かってきた。想像以上に愛国心が強くて、自分の命を投げうってでも祖国を守ろうとする気持ちの強い人々だ。大統領が国家総動員令を出したものの、それに対するネガティブな反応はほとんど聞こえない。これだけSNSが発達しているのだから、ウクライナ国内でもいろんな意見が出てもおかしくないのだが、驚くほどにそういった意見は見られない。ゼレンスキー大統領は、士気を高める動画を次々とアップしている。手放しで褒められる話ではないのは確かだが、国民を鼓舞する、という意味では有能さを発揮している。


こういう事象になって改めて、幼少からの教育が国民性にどのような影響を及ぼすのか、ということを痛感する。ひるがえってわが国をみれば、第二次世界大戦後の教育のなれのはてが今の有様なのだろう。第二次世界大戦に端を発する枠組みも、ついにここにきて終わりとなる、そんな雰囲気が漂ってきている。


トルコが、英国が、チェコが、フランスが、動きをみせている。風向きが変わってきていることを感じる。