ゼロスタート。

仕事始めの一日。くしくも自分の原点となった街での仕事はじめ。学生の頃の自分を思い出して、ひとまずはここまで来たんだなあ、という感慨にもふける。お正月明けらしい冬の日差しはどこまでも柔らかくて、歩いているとぽかぽかとして気持ちよい。

 

そのあとも長年付き合っている旧知の人たちとの面談に終始する。気心の知れた人たちなので、1年の滑り出しとしてはなんともやりやすい。早速いくつかの話も前進した。年末と比べてアタマもクリアで、気分も一新して案件を追いかけられる状態にあるので、難題に取り組んだり新しいことを掘り起こすにはちょうどいい時期だ。

 

早めに仕事を終えて、これまた学生時代に世話になった方と落ち合って話をする。お互いに忙しくてなかなかちゃんと話ができるタイミングがなかったので、この時期しかないと思っていた。数年間の隙間を埋めるかのように言葉を交わし、相手の思いの丈を聞く。学生の頃は、もっともっと純粋な気持ちで人生に向き合っていたよな、ということを思い返す。いつでも、あの頃の自分のような考え方に戻ってもいいんだよな、目先のことにこだわりすぎる必要なんてないんだよな、ということを改めて思う。1年のスタートにふさわしい1日だったと思う。