タンタン②。

(昨日の続き)そして、移動距離はあの頃には及ばないけれども、いまも冒険の旅を続けている。24歳の頃からずっと出張の多い仕事をしているのも、あの頃の記憶が影響していているからこそなのかもしれない。そして、ビジネスのなかでも、弱肉強食、出し抜くか出し抜かれるか、という世界で冒険をし続けている。そこまで自己主張が強くない自分は、出し抜かれたフリをしつつも、最後にはしれっと逆転している、もしくは誰も追いかけなくなった頃にひとり獲物を捕まえている、ということが多いように思う。


タンタンの話に戻ろうか。断捨離の時に捨てる服の写真を撮っていると、息子からも、「タンタンは学校の図書室で読んだことがあるよ」と言われた。これは嬉しいことである。タンタンの時代、そして自分が若かった頃に比べても、世界のフロンティアはなくなってきたし、日本という国の立ち位置も変わってきた。それでも、子どもにも、いろんな人生の冒険をしてほしいと思う。