ホワイト。

カウンターで食べるお寿司を久しぶりに。回転寿司すら頻度が減っていた(しかも、回転寿司もだいたいが値上げしてきていて悲しい)ので、やや感動する。手仕事ならではの絶妙な加減がある。

 

もちろん、美味しくて、ひと口ごとに目を瞑って堪能するようなモノだったのだが、こういう職人技の良さも、これからの日本社会では評価されにくくなってくるのかな、という思いも頭をよぎった。

 

Covid-19が価値観を変えてしまった部分はある。世の中はどんどん清潔になり、他人との接触ができる限り回避されるようになり、さらには汚いものが無条件に忌避されるようになってきた。人工的なものであっても、綺麗に整えられたものが好まれるようになってきた。

 

若い子の間では整形手術がいままでにないくらいに浸透している。ありのままよりも、手を加えた美のほうが評価されるのだ。これは美容の分野に限らず、衣食住全てにおいて加速している傾向だと思う。