マスクを外して。

うちの息子が野球をはじめて良かったことはいろいろとある(その代わり、土日にお出かけの予定をほぼ入れられなくなったが)が、そのうち小さくないもののひとつとして、マスクなしで活動ができるということが挙げられる。屋外のスポーツでもあり、マスクを外すことにそこまで抵抗がない。

 

うちの子もそうなのだが、子どもは大人よりもよっぽど真面目にマスクをつけている。正直なところ、自分自身も、密でない環境で仕事をしていることを含めても、日中仕事をしているときにマスクを外している時間はそれなりに長い。年配の方を中心に、マスクをつけ続けることが堪えられない人も多いなかで、子どもはそれを所与のものとして受け入れているのだろう。それは立派であるが、発達の観点からは、あまりよいことではないと思ってしまう。

 

そんな社会環境下で、マスクを外して思いっきり運動をして、子どもたちでじゃれあう、という経験ができていることは、代え難い価値があるものだと思う。とにかく、上手でなくともよいから、運動を好きになって、快活に過ごしてほしいと願わざるをえない。