スリランカ。

史上最速の梅雨明けとともに真夏の陽気が続いた6月末から7月あたま、とはうってかわって、ここ10日間ほどは梅雨が戻ったような天気が続いている。雨がちではあれども、むせ返るような湿度の高さもなく、朝晩は涼しさすら感じられるような塩梅で、なんともありがたい。週間天気予報によると、あと1週間くらいは少なくともぐずつき気味の天気が続くようである。


★★★


スリランカの情勢がたいへんなことになっている。大統領のドバイへの亡命が失敗し、モルディブに命からがら逃げたような顛末だ。もともと中国との結びつきを強めていたのだが、Covid等の打撃は中国ですら支えきれなかった、ということになるのだろう。


観光収入の激減、食料価格や資源価格の高騰はいかんともしがたい。外貨を稼ぐ手段に乏しい途上国にとっては厳しい局面にある。わが国とてそれは例外ではなく、じわじわと生活は厳しくなってきている。世界を相手にどう稼ぐか、そして交易条件が悪くなってもいかにして国内にあるものでそれなりに豊かに暮らすことができるか、という戦略が求められるのであろう。