しんがり。

各所で見聞きする話、情報からするに、いよいよこの国は詰んできたように感じる。もちろん、ミクロな部分では調子良くビジネスをやっている人も多い。そして失礼を承知でいえば、70歳前後の世代がものすごくポンコツになってきている(もちろん素晴らしいバリューを出し続けている方もいることは付言しておく)ので、その隙間でしっかり稼げている同世代、若い世代もいるのは確かである。とはいえ、全体的にみれば沈み続けているのは否定しようがない。さらには気候変動や地政学的リスク、災害も息を潜めている。


一度の選挙では社会に大きな変化がもたらされないのと同じように、衰退もまたある時点でいきなり起こるものではない。ただその波は着実に浸透し、不可逆的なものとなっていく。


日本を出ることも選択肢になるだろう。一方で、この場所に残り続けて、自分がやれることをやる、というのも立派な選択肢だとも思う。キツい状況になってきても、投げ出さず、自分の役目を果たすことに、誇りをもって取り組んでいきたい。


そして、衰退はしてはいるけれども、確実に良い社会にはなってきている、と信じたい。