平成後期。

時々、ここまでの17年の社会人人生はなんだったんだろう、と思うことがある。それなりに手ごたえのある仕事をしたこともたったし、ブルシットジョブ、なんのためにやっているんだろう、という仕事や、ただただやり過ごしたような仕事もあった。それでなんとかメシを食ってきたわけだが、平成後期の10数年、日本経済は沈没を続けてきて、いよいよ資源高や円安により、窮乏の道に迷い込んでいる。


ここまでやってきたことは総体として間違っていたんだろうか、と思うこともある。斜陽産業にあるような会社にいた時に取り組んでいたことには結果としては間違っていたことも多かったのだろう。あるいは、間違ったことを重ね続けたからこその体たらくなのかもしれない。それはなんとも空しいことである。


間違ったことをし続けて、結果として国として衰退しているのならば、後進である若者に偉そうに教えられることはなにもないのではないか、と思う。そして、自分より上の世代がこうすべきと説いてくるようなことも、大半のことはいまの時代に照らせば間違っていて、受け入れるべき言説ではない、と思っている。