地政学。

在日の友人知人といまの朝鮮半島について話をする。 もちろん人によって見解は異なるだろうが、大勢としてはやはり、南北統一は民族の悲願なのだ。高麗から李氏朝鮮の時代まで、ときの中華王朝に事大の礼を尽くしながらも、単一国として存続できていた形を目指しにいきたい、という思いが強いのだ(金政権と歩調を合わせるというわけではない)。 第二次世界大戦後には不運なことに米ソ両陣営に南北を引き裂かれたものの、数十年を経てそのパワーバランスが変化しようとしている。韓国も経済発展を遂げて力もついてきたし、この機会を生かして南北統一を果たしたいというのは文在寅の本音だろう。そうした流れのなかで日本がソデにされるのはある意味致し方ないところもある。 そして、地政学はこの動きにどのような結末をもたらすだろうか。いま米国にそっぽを向き、金政権との関係もズタズタなところで、着地点を見出せるだろうか。地政学に翻弄された国の宿命なのかもしれないが、、