ひっぱく。

電力需給が逼迫しているのだという。熱中症に気をつけながらも、節電してくれ、という妙な要請が出ている。他国では計画停電なども行われていたりもするわけで、まだマシなのかもしれないが、日本もだんだん後進国になっているようにも思う。


円安が進行して製造業が国内に回帰してくる、という希望的観測もあるが、そもそも働き手もいなくなってきている。また、この電力不足では回帰してくるものも限られてくるであろう。


しかしながら、この制約要因のなかから、生産性向上は成し遂げられるのかもしれない。BtoBでもBtoCでも値上げは浸透しつつあるし、補助金依存の経済サイクルからは少しずつ脱しようとしている気運は感じる。いままでが手厚すぎたとも言えるのだろう。


焼け野原に投げ出されて、もう一度ゼロからやり直せと言われればやればできる国民性なのだとは思う。金利は上げられないから、このままズルズルと円安は進んでしまうのだろう。できればそうなってしまう前に取れる対策は取っておきたかったのだが、万事なにが功を奏すかはわからないので、いまは前向きにやっていくしかない。