円安。

円安進行である。日銀が政策転換に踏み切らない以上、150円くらいまではするっといってしまうのかもしれない。そしてそれくらいにならなければ構造的な改革もなされないのではないかとも思っている。


むろん日本人からすれば、輸入品はことごとく高くなるし、海外旅行には気軽に行けなくなる。ざっくりいえばプラザ合意以前の状況に戻ると言っていいわけだ。円安とそれに伴う物価上昇は深刻ではあるが、かくなるうえは製造業を国内回帰させて、付加価値をあげていくしかないのだろう。


やはり参院選がヤマなのだと思う。ここを乗り切れば、政権も既得権益にはいろいろと手をつけ始めるだろう。世の中はすぐに変わらないから、自分がコントロールできないことに対しては過剰な期待を持ち続けるべきではない。自分がなんとかできる部分にフォーカスすべきである。


円安なら円安で、それなりの戦い方がある。現状を嘆き、自分でやればできることを放棄するようになった時点で、人間成長しなくなる。淡々と、やれることをやるだけである。