覚悟と準備。

インフレの話題が毎日語られる。経済を回すことよりも命を守ることを優先したので、それは当然の帰結なのだけれども、受け入れられない人が多いようだし、インフレの対策のためにカネを配る、という全くもって意味のわからない政策を叫ばれている。


40年サイクルで日本は浮上と沈没を繰り返す、と仮定すると、いまは1985年からの下降線が底に近づかんとしているさなかなのだろう。あと3年、まだまだ想定外のことも起こるのだと覚悟はしている。どんなことであっても、準備さえしておけば対応できる、心が折れることもないはずだ。


1945年から続いた右肩上がりの時代、もちろん日本人も頑張ったのは間違いない。けれども、在日と呼ばれる人たちや、混血の私生児の子どもたちが必死に生きようともがいて、自分たちの生業を築いていった過程もまた、日本がグンと伸びる原動力になったと言える。これからの時代、同じようにもう一度這い上がる人たちはいまどこにいるだろうか。いま、1番世の中で虐げられている人たちこそが、新しい時代を引っ張る存在になるだろう。