いまは働き方改革なども浸透しているし、ある程度の大手企業に行けば無茶に働かされることなどまずない（これは外資系証券でも同じ）のだが、とあるニッチな分野ではいまもなおバリバリと働き、バリバリ稼ぐことを目指している人たちがわずかに残っている。そして僕よりも下の世代でも、そういう環境に自らを置いて思い切りストレッチしながら働きたい、カネを稼ぎたいと志向する人がいくらかはいるのである。
こういう人たちがこれからの世の中でも一定数活躍できるのか、ちょっと注目して見ている。大手企業どうしのディールなどに割り込んでくることはないのだろうけれども、地方の叩き上げのオーナーの懐に入り込むには、こういうタイプの若者のほうが良いのかもしれない。そういう人たちのニーズをすくいあげるような仕事はまだまだ残っているはずなので、そこにターゲットを絞るというのは戦略としてはあり得るのだろう。
小回りの効くサイズの企業だったり、極端に言えば個人レベルだからこそ成り立つレベルの仕事はどんどん増えているように思う。ひとつの企業に人生を捧げる時代はもう終わって、何足ものわらじを履く時代がきているように思う。
