学校。

高校を卒業して20年になる。卒業時に埋めて、10年前(ちょうどこの第3次?ブログがはじまってすぐ)に一度掘り起こし、専用の預かりサービスに託したタイムカプセルが期限となり実家に戻ってきていたので、ようやく中身を見る機会があった。


20年前に書いたサイン帳。将来の夢に「学校をつくる」と書いてあった。ああ、そういえばそんなことも書いていた。だいぶ遠回りしたけれど、もしかしたらこれから学校を作る、という人生もあるのかもしれない。ひとつひとつ歩いてきた道のりは、それら単体では、失敗と評されるものもあったかもしれないが、全てはつなげてみれば意味があったものだと言えるのだろう。


悩みや苦しみもまた、前に進んでいくためのエンジンになる。そして、若い頃に掲げた夢はいつまでも消えることなく、いつかは成就する。いまこのタイミングでタイムカプセルを開けたことも、なんらかの意味があるのだろうなあ、と思う。忘れていたんじゃないか、思い出せよ、と昔の自分が語りかけてくる。