桃太郎電鉄の新作が出て話題になっているけども、昔からある、「いやーん」ボタンが物議を醸している。僕も二十数年前にはこのボタンを連打してニヤニヤしていた。
なんというか、性に対するハードルがあがってきている。昭和の頃はいわゆる「お色気」系のCMなぞは普通に流れていたし、志村けんのバカ殿なぞもあった。これらは今は完全に放送コードに引っかかるだろう。どんどん潔癖になっていく。
過剰すぎると判断された性欲は、だんだん治療の対象とされていくのだろう。性欲が強すぎるがゆえに人生を棒に振ってしまう人も少なくない。正直なところ僕自身も性欲が強いと自認している。なんとか日々コントロールしている。なぜ性欲が強くなってしまったのだろう、幼少期のどういう経験が影響をもたらしたのだろう、などとふと考えてしまう。
強すぎる性欲は、人に迷惑をかけてしまう。だとすれば、性欲にある程度の歯止めがかけられるくらい、桃電の効果音すら糾弾されるくらいの潔癖さのある世の中くらいがちょうどよいのかもしれない。