スカーレット。

「スカーレット」のことを書いていなかった。そのうちに、実質あと4週、そして今週はスピンオフとでも言うべき閑話休題の趣きのある週である。


去年10月のスタート以来、あっという間に5か月が経過してしまった。関西制作らしいテンポに包まれながらも、陶芸家として成功を収めながらも離婚してしまうなど私生活は寂しいものになっていく、王道のパターンからは「ずらした」展開もなんとなく癖になって、毎回かぶりつくほどではないけれども着実に欠かさず視聴を重ねてきた。


ここからのラスト4週は重苦しい展開も予想されており、わかりやすいハッピーエンドとはならないけれども、そんな苦みのあるシナリオこそが、心に染み込んでくるものになるのかもしれない。そんな想いで最後まで見届けたい。


そして個人的な注目は、優しさが強すぎるがゆえに私生活も陶芸家としての道もつまづいてしまった八郎が、最後に自分の壁をなんらか超えるような展開が用意されているのか、ここに関しては希望もこめて、かたずを飲んで見守りたいところだ。