合わせ鏡。

仕事で、肩書やらその人の所属先やらでけっこう態度を変える人がいた。別にそれはその人のスタンスなのだから、咎めるものでもないのだけど、僕はそういう振る舞いはするつもりはないなあ、とだけ考えている。


ここまでの人生でも清濁併せ呑んできた部分はある。あの人とは付き合わないほうがいいよ、と周りに言われても、自分自身のアンテナで付き合い続けたこともある。本当は素晴らしい部分を持っている人なのに、とある一部分のみを切り取ってそこで付き合わないことを判断してしまうのは僕は違う、と思うからだ。もちろん、相手の行動がおかしくなってきて、このままだと自分にも火の粉が降りかかりかねないな、と思えばフェードアウトすることもある(そこで一緒に炎上してもこれもまた人生、と思えばフェードアウトしないこともある)。


ここまで積み重ねてきた僕の交友関係はちょっと歪かもしれない。でも、それもまた自分自身の合わせ鏡なのだと思う。周りからどう見えていようが、自分は自分を誇りたいし、周りと比べて卑下するような必要もないのだと思っている。