ドラフトに思う。

例年とほぼ変わらぬスケジュールのドラフト会議を追った。今年は春夏の甲子園も中止になり、高校生の注目選手を見る機会もほとんどないなかであれよあれよとこの季節になってしまった感じだ。


高校生もそうだったが、社会人も、日本選手権が中止になり、都市対抗野球もこれから冬にかけて開催、というなかで力量を見極める機会が少なかったようで、社会人の指名が少なかった。


指名漏れの選手、支配下ではなく育成指名の選手、希望通りの順位でなかった選手、いろいろあって、それぞれの人生模様も興味深いのだけど、世の中自体が大きく変わっていくことをとらまえてどうか人生の判断をしてほしいと思う。社会人野球がこれから数年は縮小していくことは言わずもがな、数年後にプロ野球チームが12球団を維持しているかもわからない世の中だ。野球さえ上手ければ生きていける時代でもないし、むしろ日常生活全般のことをしっかりと回せるからこそ野球人としても成長できると思って進んでほしい。


僕もまた、野球選手のつもりで一年一年勝負していくつもりだ。