人口。

2021年の出生数は80万人割れする可能性が高いらしい。コロナの影響は、出生数を大きく減らす方向に出てしまった。少子化問題とずっと言われているが、結局のところ今年ひとつとってみても高齢者層優先の政治はなかなか変わらないし、非常時となれば次世代のことなど吹き飛ばして政策をまげていくこともよく分かった。


こうなると、2100年ごろにはこの国は人口5000万人くらいの規模に落ち着くことになる。実に大正時代くらいの水準だ。ちなみに韓国は人口が1000万人台に落ち込みそうになってきた。驚くほどに、将来の国の形は変わっていきそうだ。


世の中の観念も、人口が減っていくことを前提としたものに変わっていくことになりそうだ。コロナがさらに世界の変化を早回しにした。そして、脆弱な部分から世界は破壊されている。海外のことは以前よりも情報が入りにくくなっているけれども、ロックダウンが強行された新興国などでは略奪や暴動なども起こっている。破壊のあとになにが創造されるのか、などと悠長なことを言ってられる状態でもない。