繊細さん。

「繊細さん」という言葉がある。世の中の5人に1人は繊細さんに当てはまるらしい。僕もその1人です、などと言ったら、どこが?あんなにズボラで図々しいところもあるのに?などとすぐに言葉を返されてしまいかねないが、確かに一部分では繊細なところもある、と胸を張って言いたい。


例えば、集団でなにか行動をしているときも、100%目の前のことのみに気を取られてしまうということがない。どんなに渦中にいたとしても、常に傍観者としての立ち位置にいるもう1人の自分がいるし、渦中にいるようなことはそもそもまれで、たいていはすみっこのほうで、ど真ん中で起きていることをぼうっと眺めていたり、どうしたらあの中心に絡みにいけるだろうかともじもじしている。


加えて、怒鳴り声やクレーム、厳しく人のことを指導しているシーンにでくわすと、胸がきゅっとなってしまう。このことについては、むしろ若い頃のほうが図太かったようにも思う。年齢とともにこういうシチュエーションに弱くなってしまった。


とはいえ、逆に鈍感さで人に不快感を与えるようなこともまだまだあるので、自分もまた周りの繊細さんを不用意に傷付けていないか気をつけないとならないのだが。。