政治の季節に。

なじみの人と食事。気持ちよくおごってくれるしありがたい限りなのだが、仲良くなりすぎると政治の話などがちょびちょび入り込んでくる。


まあ理由は理解できなくもないのだが、金融業界である程度の年齢を超えた人は、ほぼ保守の考えを持ち、なおかつ反中嫌韓思想と言ってもいい、金融行政において煮え湯を飲まされた経験があるというのもあるだろう。リベラル左翼の考えを持つものは純粋な日本人ではない、などと言い切ったりもする。


ほぼ中立からどちらかといえば現政権寄りの思考を持つ僕にとっても、ドン引きするようなことを言ってきたりもする。否定するのも面倒くさいので適当にあいづちを合わせておく。おそらく、どサヨクみたいな人の話を聞くときも僕は同じ顔をして同じように気の抜けたあいづちを打っていることだろう。


まあ政治の話もそんなに長く続かず、僕が強引に話を変えてしまうのでそんなに問題もないのだが、自分の思想が正しいと思い込んでいる人の話を聞くのはちょっとつらい。そこで巧みに切り返さない自分もあんまり人のことは言えないけど。