宴の終わり。

首相の安倍さんに体調不安説が囁かれている。本人の意志はあるものの、ここでこういう報道が出てくること自体、もう政局はポスト安倍を見据えて動くのだと思う。


2012年から8年弱か、、と思えば長い宴だったな、と感じる。どんな形で政権交代があるにせよ、ここから数代は混迷の時代が続くだろうということは想像に難くなかったので、本当に栄華を前借りして過ごした2010年代だったと言えるのだろう。


2020年代はさてどうなるだろうか。コロナが全てを早回しにしてしまい、業界によっては潰れて跡形も無く消えてしまうのであろう。一方で、未来志向、顧客志向で変革を続けた業界、企業は躍進していくこともまた確かである。未来への期待はどんな時代でもなくならないし、それこそが社会を変えていく原動力になるので、自分のポジショニングを巧く定めれば未来は暗いことばかりでもない。


安倍さんにはいろいろと複雑な気持ちもあるが、ひとまずは2010年代の舵取りを担ってくれたことには感謝するのが筋なのだと考えている。ここからは、政治のせいにもせず、各個人が生き抜くサバイバルレース(といっても、悲愴感溢れるものにはすべきでないが)なのだろう。