ようやく夏真っ盛りになってきた。暑いのは正直そんなに好きではないのだけど、やっぱり暑い時期がないと、四季という感じにもならない。
とはいえ、これだけ暑くなると、オフィスや電車の空調もきつくなってくる。そうなると、たちどころに僕はお腹が痛くなるのである。おそらくは自律神経がやられるのであろう。電車を降りてトイレに駆け込みたい衝動が襲ってくる。次の駅で降りようか、いやもうひとつ先の駅まで我慢しようか、などと逡巡するのである。
一昨日もそんなことがあった。座席に座っていたので、なんとか持つかなあとも思っていたが、とある駅に停車しているときに、あまりにも停車時間が長くて(せいぜい1分半くらいなのだが)、途端にもう我慢できないと脳が指示を出して、発車ベルが鳴るタイミングで電車を降りてしまった。空調の効いた車内から外に出ると、むわっとした熱で少しお腹の具合は戻るのである。長いホームの端から端までを歩いて、目的地に向かう。ちょっと歩き方が変になっているのが自分でもわかるが、周りの目を気にしている余裕もない。
個室に入って、ふっと力が抜ける。