思い出。

コロナの件もあり、個人的なショッキングなアクシデントもあり、ここ数日はなんだか昔の楽しかったことを思い出すことが多くあった(誤解なきように言っておくと、今も目の前に幸せはあるし、未来が絶望しかないわけでもない)。


もはや欲もあまりない僕にとっては、預金通帳の残高が増えることよりも増やすための試み(語弊を恐れずに言えばゲームのようなものだ)のほうがヒリつくような面白さを感じる。そしてなによりも、いろんなところに1人で、もしくは家族で旅行に行ったり、食卓を囲んだりした思い出こそが、自分のなかに大切なものとして残っていくのだということを強く感じる。


いまこの機会に改めて、そうした思い出をひとつひとつ取り出してホコリを丁寧に取り払ってみたい。普段ならば、特に気にも留めずに積み上げてそのまま放っておいてしまうようなものにも目を向けたい。そうしてまた、自由に動き回れる日々が戻ってきたならば、やりたいことや行きたいところは先延ばしにせずにやっておきたい。