あの日からずっと。

毎年この季節になると、節目を思う。上京して、期待と不安のあまり一睡もできずに迎えた朝の、真夏を思わせるような厳しい日差しを思い出す。

良い時期もそうでない時期もあったけれども、なんの因果か、努力したときは(少しのタイムラグはあっても)それが報われたし、反対に気を抜いているときには戒めとなるようなアクシデントが起こった。世の中はよくできているものだと思う。

今までは、1年後のこの日のことなどはあまり考えることもなくて、今までと同じように日々が続いていくものだと思っていた。というか、無意識のうちにそれを望んでいたのかもしれない。

今年は去年までとはちょっと違って、いろんな未来のことを考えている。今まで先のことを考えずに来られたのはある意味では幸せなことだったのだろう。

未来のことを考えていくなかで、長年続けていたルーティンの見直しもそろそろしたい。日々の行動も、あまりにも長く続けすぎたものも多くて、それが自分の行動を縛っていたこともあった。いま自然と、やめるものはやめる、休むものは休もうという気持ちになっている。