成長機会。

一昨日は定期的に会っている人との新年会であった。同じような年の頃なのだが、彼は拠点の違う2つの会社の実質的な経営者であり、日々太平洋ベルト(古めかしい言い方だ)の西から東を行き来している。

彼が2つ目の会社の経営者となったのはちょうど1年前のことだ。アクシデントが発生したなかで急きょ任された、という状況であった。それから1年で、古参の社員の扱い方、業務の見直しなど、山積していた課題を次々と解決していった。横で見ていても、見事な立て直しだったと思う。

経営者として会社を変革していくという経験は、猛烈に人を成長させるのだろう。そう考えれば、去年の自分は果たしてどこまで成長していたのか、とふとわが身に立ち返ってしまう。

自分の好きなことだけつまみ食いして、あとの面倒くさいことからは逃げてしまいたい、と思うことは多い。実際に自分自身そういう行動にシフトしている節はある。それは1つの解ではあるのだけど、やっぱりそれだけでは成長しきれない部分があることはいたく感じる。